2024-03-18
しごとがつらい
現在の仕事
おじいちゃんおばあちゃん(比喩)ばかりの企業に送り込まれては、セキュリティの話を読み聞かせたり PC 教室を催したりしている。
問題点
中でもレガシーな環境からの脱却や開発体験の向上を目的とした改善施策に取り組んではいるが、これがなかなかにつらい。理由は以下。
- 孤軍奮闘になりやすい
- 施策の分担を行うと意識低い系担当者のパートが疎かになるため最終的に背負う量が増える
- 上層部が他力本願すぎる
- 高確率でドラえもんのひみつ道具を期待してくる。また、トップダウンの丸投げ構造になるパターンが多く意思決定や社内環境の促進における助力を得られない
- メンバー間の意識共有がなされない
- 現場の多くではメンバー間の意識を共有せずに施策を実行に移す傾向があった。たいていどこかで頓挫していた。近隣住民の理解を得られないままごみ処理施設を作ろうとしたら反発されるのは当たり前である
- やろうとしないメンバーの存在
- たまに漫画に出てくるレベルのグータラ社員の存在が看過されている現場がある。上長がそれだと死にたくなる
要因
会話不足
一番の要因はこれ。
同じ会社で働いてるのに話もしないでどんな人間かも理解しないままよく業務をともにできるな…と思うことが多々ある。個人スキルを把握するうえでも話すということは重要なのだが、話しやすい(相談しやすい)空気を作ることも組織改善の薬になるので、各現場でこれができていなかったらまず「雑談しようぜ!」と勧めることにしている 1。
知識やトレンドのキャッチアップ不足
IT 企業と言っても、他の業界同様に知識の吸収を拒む人間がいる。
直近の業務の技術スタックがガチガチに固まっていたり既存ライブラリで済むからという意見もあるかもだが、様子をうかがっていると学習…というか新しい知識を取り入れることに過度な抵抗がある人が多いように思う。よその業界でも「仕事しながら勉強したくない」という意見は見かけるが、この業界だとある時点における知識のみで食っていける(食っていくのラインがそもそも違うのか)ような言語やルールなどはそれほど多くないと思う。
余談だけど、マジで実在するのか…と思ったのがスクラム開発至上主義者(というかスクラムが何かわかっていないのに万能薬扱いする人)。寝ぼけてんのか 2。
採用&人材育成の考慮不足
やる気のない人間を雇うな、という話。
MVV(ミッション/ビジョン/バリュー) の意識が希薄な現場だと一体何のためにここにいるんだお前はという社員がいたりするので、もうそのレベルの悩みになると手に負えないので考えることをやめることにしている。
また、人材育成についてもスキームやらカリキュラムやら教育の礎になるものの建付けを上層の人間が下々に丸投げするもんだから、いろいろと情報が伝達されないまま進行したり明後日の方向に向かっていったりする。この結末の責任を取ってくれるならまあ…と思わないでもないがそうなることはほぼない。
もえつきる
そんなこんなで最終的にはやる気を失う。
DQ の勇者みたいにソロでもガンガンいければよいが、現実では一緒に戦ってくれる仲間がいないと人間は精神的におかしくなる。
身構え方
ここ数年半ボランティアでやっていたこともありそろそろつらくなってきた。
なので今後はこの現場はきついかもと判断したら以下の心持ちでやり過ごそうと思う。
- やぶをつつかない
- 余計なサービス精神を発揮しない
- 言われたことだけやる
- 残業しない
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ごくまれに「ぼくはひとりでやりたいんです」という職人気質に憧れたコミュ症みたいなのもいるが、誰もお前一人に話しかけてないんだから好きにスルーしろ、と思っている。 ↩
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https://b.hatena.ne.jp/entry/s/zenn.dev/shin_semiya/articles/13ecfad2d0f126 ↩